一般社団法人 日本オートノミー協会 ―「自律性」を手がかりに個人や組織の健康を目指す―

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第7回研修会(Grund編:2017.3.4―5, 京都)

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 第7回研修会は、オートノミートレーナーの新たな育成プログラムにおける「研修会Grund(基礎)編」として開催されました。同時に、グロッサルト氏を招聘せず、日本人講師のみで開催する初めての試みとなりました。逐次通訳が不要であるため、会期を2日間に圧縮してプログラムが組まれました。参加者は2期生(2名)・5期生(3名)・6期生(8名)の13名で、1期生5名が講師を担当しました。合計18名の職種は医師7名(内科4、精神科1、耳鼻咽喉科1、小児科1)、カウンセラー5名、看護職3名、教員2名、鍼灸師1名、居住地は関東2名、中部3名、近畿8名、九州5名でした。

 グロッサルト氏のいない研修会場に一抹の淋しさを感じないといえば嘘になりますが、一方で、その大きな穴を埋めようとする講師陣と、これに呼応して学び取ろうとする参加者ら双方の熱気に溢れ、またそのような中で心温まる面接セッションの数々を共有する会となりました。

参加者の感想より(6期生のみ)

  • セッションがオートノミー「トレーニング」であること、トレーナーとクライアントの「合意」に基づき進められることを再確認し、やはり良いなと思った。(2つの会場に分かれる時間帯があり)他会場でのセッションが見られなかったことはとても残念だった。
  • 多くの面接の中でクライエント役の表情がみるみるよくなり、晴れ晴れとしてくる様子が観察できた。言葉を丁寧に使い、無理をしないでクライアントのペースで、気づきが得られるように丁寧に仮説を提示したり確認したり、そして何より、徹底してクライアントを信頼する姿勢のすばらしさを学んだ。
  • グロッサルト氏(動画鑑賞)や講師による面接セッションを見て、「ながい目で見て幸福か」という観点が理解できたように思う。何よりも、研修会の雰囲気、参加メンバーに安心感を感じた。
  • 自らクライアント役を経験したことは、これまでの自分を振り返り、今後の人生の進み方について腑に落ちるところとなり、ある意味で人生の節目の出来事となった。
  • 講義で基本事項を確認したうえで面接を見たため、手順や基本的に大事にすべきところが理解しやすかった。研修会の後、日常生活を送る中で自分自身のオートノミー性と他者依存性に気づきがあり、オートノミートレーニングに対する興味がますます強くなっている。
  • 初参加だったが、温かい雰囲気の中、安心して発言できる場だと実感できた。クライアント役の経験では、今まで考えたこともなかった気付きが得られた。その後の生活の中で、以前よりも自信を持って堂々と意見を言えるようになっている。